2009年3月30日(月) - 狸森焙煎所
昨日、まだ雪が残っていそうな山形・上山市から珈琲豆が届く。送ってくださったのは、同市内の狸森(むじなもり)で今月19日に自家焙煎とカフェの店「狸森焙煎所」をオープンしたロミさんからである。 彼と知り合ったのは、ちょうど1年前、中川ワニさんのお弟子さんとして北陸の珈琲教室に同行して来た時で、金沢では屋根裏部屋に連泊してくれたこともあって親しくなった。会社勤めを辞め、いつか自分が焙煎した珈琲豆で珈琲を淹れ、奥さんとカフェを開きたい、と話していたことがようやく実現したわけである。私のようにいわゆる第二の人生で好きなことを仕事にするのとは違い、若い人が長いこれからの人生を好きなことで仕事を続けていくのは大変なことである。どういう形で私たちも応援できるだろうか……朝のカフェでK子さんとそんなことを話しながらいただくロミさんの珈琲は、甘くて苦い。 午前、明日が締め切りの原稿書き。 午後、友人TT君がハローワークの帰りに寄ってくれる。今日は2時間も待たされたそうで、やっぱり年度末だからか。お抱え茶碗師Dさんが、注文してあった小鉢の納品で来店。続けて司書K嬢が花を抱えて来店、(5周年の)お祝いです、と私たちにプレゼント。ありがたくいただきさっそく店内に飾る。今日はお客さんも少なく、K子さんが彼女たちとカフェでのんびり歓談している。 閉店前に来てくれたカップルは、冨山・滑川でカフェをやっているそうで、店に似合う古い『暮らしの手帖』を買ってくれる。彼らのお店の様子を伺うと、近々もう1軒カフェを開くというから、ロミさんといい、今日はこういう話が続くなあ。 夜、再び原稿書きに励むも今ひとつまとまらず、明日にしよう。23:50就寝。 |