嬉しい定休日の2日目は、終日この夏に予定しているささやかなブックイベントの資料作り。
1つは、8月28日(土)午後からのブック&シネマトークの会。一箱古本市の提唱者でライターの南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんと地元で映画祭を主催している小野寺生哉(おのでらいくや)さんの対談。もう1つは、翌29日(日)に主計町・源法院境内で予定している金沢版・一箱古本市となる『一箱本堂市』である。
東京・不忍ブックストリートで2005年から始まった「一箱古本市」とは、本が好きな人たちが自分の本を段ボール一箱に詰め、路上で「一日古本屋」さんになるというイベントだが、一箱の本が人と人をつなぎ街を元気にしよう、というところがフリマと違う。
このイベント、今では名古屋・福岡・仙台・小布施等全国に広がり、提唱者の南陀楼さんからは、金沢でもやりましょうよ、と何度か声をかけられていたのである。気持ちはあっても1人では出来ないと思っていたところ、今年になって東京からオヨヨ書林さんが、金沢ではNYAN-CAFE BOOKSさんが相次いで店舗をオープンし、お2人ともこの一箱古本市に関心が高いことからいよいよ金沢でも始めることに決めた。
全国各地の一箱古本市の様子を調べ、金沢らしさを出したくて考え付いたのが、東山界隈はじめ市内にはお寺が多く、しかもお寺はいつでも来る人拒まず、でもある。もう1つ、始めるからには長く続けたいという思いが強く、そうして選んだのが主計町の裏通りにある小さな真言宗のお寺・源法院であった。ひっそりと目立たないが、そこにはなんだかワクワクする本やガラクタ、小物に美味しいものが並んでいて……という思いを込め、イベントネーミングは「一箱本堂市」と決め、案内チラシに書き込む。
夕方、南陀楼さんはじめ関係のみなさんにチラシ(案)をメールで送る。詳細は校正を待ってアップいたしますので、興味がおありの方は是非一緒に遊びませんか。 |