今日で8月が終わり、朝日新聞に1年半にわたって連載していた沢木耕太郎氏の小説『春に散る』も今日で終わった。
主人公は初老を迎えた元ボクサー。引退後アメリカでホテル経営に成功した彼は、心臓に爆弾を抱えて帰国。かつてのボクシングジム仲間3人と共同生活を始めるうちに、若いボクサーを指導することになり、やがて一緒に世界をめざすのだが……。若者を育てることのすばらしさがよく伝わってきて、毎朝新聞を広げて読むたびに、こんな大人でありたい、と思っていた。単行本になるのは来年一月一日、2017年最初の読書はこれで決まった。 |
午前、月末会計整理。もうすぐ9月か……。
午後、地道にコツコツ、在庫本整理。
夜、NYANCAFE−BOOKSさんからお借りしたDVD『ミセン―未生―』初回の2話分を見る。そもそもこの韓国TVドラマをリメイクしたフジテレビで放映中の『HOPE』を見るよう勧めてくれたのがリンダさん。『HOPE』が面白い、と話したところ、韓国版はもっと面白いよ、とDVDがあうん堂に持ち込まれた次第で、なるほどリメイク版よりもディテールにこだわりがあることと、なにより韓流ドラマの王道を行く演出と展開に、これはハマるなあ。 |
先週末のイベントに合わせて注文して届いたものが二つ。
一つ目は、新潟県長岡市栃尾で農業を営んでいる刈屋さんちの野菜で、これは新潟市内で移動式ブックバー店長兼プランニングディレクターのJunさんつながりである。"越後白ナス/オクラ/トウモロコシ他"になぜか"玉子"まで入っている。
二つ目は、あうん堂つながりでお付き合いのあるMitsuyoさんが、渋谷・ヒカリエ店で販売している"松濤まんじゅう"が50個。実は、金沢に届いた当日にヒカリエ店が閉まってしまうのである。
そして、思いがけずJunさんから別便で届いたのが"吉田さんちの茶豆"で、これらは夏祭りイベントで提供したものの、野菜が少し残ってしまった。
夜、これらの野菜を使ってK子さんが料理をし、今日から金沢旅行に来ている千葉のOさん夫妻、松濤饅頭のMitsuyoさん、マリめっ娘さんをゲストに迎えて夕食会。急に閉店となったMitsuyoさんの近況から、台風10号の進路(帰京時の飛行機が飛ぶかどうかが心配)、旅行者が見た金沢のシビアな意見まで、楽しいひとときを過ごす。 |
6時起床。店掃除の後、モーニング用の"サラダ"の仕込を済ませたK子さんに代わって"ホットケーキ/フレンチトースト"の材料の仕込に入る。合間に友人TT君が即売用の"採れたて野菜"を持ってきたので、隣家の玄関先に並べるのを手伝う。
8時過ぎ、屋根裏部屋に泊まっているゴシさん夫妻が現れ、さっそくモーニング。昨日駐車場をお借りしたOさんや常連さんも来店、私たちも一緒に朝食にする。
開店前に大阪に帰るゴシさん夫妻を見送った後、昨夜置いて帰ったカルロスさんの車をNYANCAFE−BOOKSさんまで回送&あうん堂に送迎。
終日、イベントの後片付けと帳場で常連さんと歓談。
夜、『真田丸』『HOPE』と続けて見る。窓からは涼しい風が入ってきて、今夜はよく寝られます。 |
今日はあうん堂の「プチ夏祭り」。
前回(もう4年も前になるかなあ)は二日間にわたってあうん堂の駐車場で開催したのだが、今回は台風の雨の心配もあってOさんの屋根付き駐車場をお借りしてのダッチオーブン料理作りからスタートです。
午前、ダッチゴシさん夫妻による鉄鍋料理作り。私は不足している食材を買いに近江町市場へ行ったり、書庫ガレージの前で開く「ガレッジセール・文庫祭り」のための準備に追われる。
13時、夏祭りスタート。できたての鉄鍋料理は、ご近所さんや本日休業のあうん堂のお客さんたちが買ってくださる。イベントチラシを近所に配った甲斐がありました。
一方ガレッジセールはといえば、昨日仕入れてきた『サザエさん』がまとめて売れるものの、肝心のガレージ在庫本が片付かないので思った以上にはテーブルに出せないなあ。
夕方には鉄鍋料理も完売し、ゴシさんは夜の"ふるまい料理"作りに励む中、私は駐車場にテントを張っての「野外ライブ」会場作り。
18時半、なごやかな雰囲気の中、東山ピコピコ団のリコーダーライブが始まり、次いで町屋塾選抜メンバーによる「女川踊り」と続いてライブは終了。その後、"ふるまい料理"が運ばれたところでささやかな打ち上げ会となる。風の気配はすっかり秋、今年の夏ももう終わりだ。 |
10時、石川古書組合の市会に出席。昨日整理したTさんの預かり本の中から工芸関連の大型本と美術本を、あうん堂からは単行本を18束などセッセと会場に運び入れるが、今日は涼しくて助かる。
11時半、開札。前回同様Tさんの大型本には札が入らず、あうん堂出品本は続くフリ市(オークション)でなんとか声が掛かり、イカッタ。『サザエさん』一箱をゲットし、残った本を再び車に積み込んでNYANCAFE−BOOKSに向かい、"トマトカレー"で昼食。明日のイベントで使うクーラーをお借りして帰宅後、夕方までガレージの在庫本整理。
夜、明日の「あうん堂夏祭り」で飲食担当のダッチゴシさん夫妻が来店。町屋塾でおこなわれる「山女魚(ヤマメ)を食べる会」に4人で参加。差入れは、ゴシさんが"551の豚まん"で、あうん堂はコストコで調達してきた"寿司/サラダ"。山梨の富士山の湧水で養殖しているというヤマメの開きは酒の肴にピッタシであった。 |
我が家のお盆の帰省ラッシュは先週終ってしまい、今日からの三連定休があうん堂のお盆休みである。常連のアレフさんは今日まで会社がお休みということで、今日は彼の家での食事会にK子さんと参加することにしよう。
武蔵辻・エムザB1で買い出しを済ませ、フラットバスを待つ間に激しい雨が降り出し、犀川沿いの停留所で降りる頃も降りやまず。アレフさんは6Fに住んでいるので、眼下の犀川はいつもの河川敷が水で隠れている。
ゲストさんがやって来る前に、三人でさっそく"ヒルカラビール"で乾杯。こうしてお邪魔するのは1年半ぶりで、明るいうちからのビールはサイコーだなあ。しばらくしてゲストさん夫妻もやってきて、5人で映画や音楽や写真の話で盛り上がり、真夏の夜は更けていく。 |
今日8月15日は、太平洋戦争が終わった日。今日と、広島・長崎に原爆が落とされた8月6日と9日、そして沖縄でたくさんの人が犠牲になった6月23日、この4日を忘れてはならないと話すのは今上天皇。
9時、昨日Shinさん父子や1班Ayaさん母子に手伝ってもらったクッキーを持って、K子さんが惣菜Oさん宅へ届けに行く。これは「ふくしまっ子チャレンジスクール」に参加している子どもたちや家族のみなさんが金沢を離れる日(明日ですが)に賛同者が持ち寄ってプレゼントしようという企画。お世話をしているのが惣菜Oさんなのである。
夕方、届けてきました!とOさんからメールが届く。3月11日も忘れてはならない日です。 |
帰省しているShinさん父子が早起きしてきて、昨日から借りているレンタカーを貸してほしいとのこと。息子のTaiちゃんにShinさんの母校を見せに行くというので、24時間営業のスーパーまでK子さんを乗せて行ってもらうことにする。
本日あうん堂は臨時休業としたが、古書組合の市会に先月の預かり本の出品をしなければならず、朝食後ガレージ前で出品本の積み込み作業をしていると、夏が来ればやって来る熊谷のChibaさんが早々と到着。一年ぶりですねえ、と言いながら本の積込みを手伝ってもらうことに。
10時過ぎ、野々市・交遊舎にて市会。預かり本を出すものの、大型本の類は思ったとおり札が入らず開札後再び車に積み込んで帰宅。
一泊だけで伊丹に戻るShinさん父子をK子さんと駅まで送った後、壊れたハンドミキサーの新品を買ったり、スーパーで仕込材料の買い物をして帰宅。これで今年のお盆スケジュールは終わった。
夜、酒井寛『花森安治の仕事』(暮しの手帖社)読了。リアルタイムで花森安治氏のことは知ってはいたが、こうして読んでみると大した人だ。 |
午前、昨日引き上げた横浜Kenさん一家に続き、今日は伊丹からShinさん父子2人が電車でやって来るので、隣家の屋根裏部屋と書庫の掃除で一汗ならぬ大汗をかく。
午後、店の軒先に吊ってあるトウモロコシを見て、今日が「四万六千日」当日出ることを思い出し、自転車で東山1丁目の観音院へ1年経ったトウモロコシを持って出かける。ちょうどお盆の観光シーズンと重なることもあって、境内は外国人も混じった観光客で大賑わい。新しいトウモロコシは残り僅かになっていて、慌てて古いものと取り替えてからお参りして帰宅。
家に戻るとShinさん父子が電車で帰省しており、そのままレンタカーでK子さんの実家のお墓参りに出かける。お供えのお花はお兄さんに頼んであったが、肝心の線香や数珠を忘れてしまったK子さん。こうしてお墓の前で手を合わせるだけでいいがや、と神妙に言い訳しているものの、呆れ顔のShinさんであった。
夜、駅西の焼肉店でコーハイK君夫妻、Shinさん父子、私たちの6人で"焼肉"を食べながら、近況を歓談。21時帰宅し、Shinさんは屋根裏部屋へ、Taiちゃんは私たちと一緒の部屋で寝ることになる。 |