2010年5月31日(月) - サヨナラ 5月
爽やかな風がカフェを吹き抜け、木漏れ日がテーブルの上で揺らぐ気持ちのよい朝である。それにしてもこんな日がホントに少なかった5月も今日で終わりだ。 午前、平野甲賀さんから蔵書整理本が届けられる。さっそく箱を開けるとステキな本や雑誌が次から次と出てきて、思わず手にとって眺めていたらお昼になっている。 午後、橋本確文堂・Iさんが新刊季刊誌『自然人』を届けてくれると電話があったので、急いで在庫本のたな卸しを済ませ、やって来たIさんと近況を立ち話。いよいよ動き出した金沢での「一箱古本市」について、サポートをお願いする。 以前に夜想Oさん経由でお願いしたことのある京都・有次さんへ、クッキーの型制作を依頼するFAXを送信後、夕方まで『金沢ペーパーショウ2010』出展原稿書き。 隣家の電気椅子に座り、北尾トロ『全力でスローボールを投げる』(文藝春秋)を読了。頭でなくて身体で書かれたエッセイはどれも面白く、思わず一人で笑ってしまう1冊です。家に戻ってペーパーショウの原稿書きを続け(一応今日が締切なのですが)、今回の資料作りをお願いしているビーズHさんになんとか送信。1:30就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】
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金沢でシューカツに励んでいる福井の青年が久しぶりにやって来た。単刀直入・真っ向勝負のK子さんが、どうだった? と声を掛けたところ、おかげさまで、と嬉しい答えが返って来た。いやいや、いかったねえ、と私たち。 群馬の大学で学び、やはり地元金沢でシューカツしていた青年も内定を取りましたよ、と伝えると、あうん堂に来るとみんな内定が取れるんですかね、と言うではないか。 夜、K子さんと緊急経営会議。この春、シューカツ中であうん堂にやって来た4人のうち、すでに2人が内定を取ったという実績をもとに、来春は期間限定の「ナイテイカフェ」をやるべきではないか、というのが今夜のテーマであったが、どう聞き間違えたのか、身元調査は大変よ、とカフェママ。それって「内偵」でしょうが……早々に会議は止め、月末整理に励む。 |
午前、図録を中心にまとめ買いをしてくだっさったのは、福岡・八女市からのカップル。五木(寛之)さんの出身ですね、と声を掛けると、ハイ高校の先輩です、とのこと。『そらあるき』を片手に昨日から金沢の街を歩き回っているそうで、(本は)重いので大丈夫? 旅先ではついつい買いたくなります、と男性が答える。これぞ本物の旅人だ。 午後、帳場で黙々と古本屋仕事。夕方、コーハイK君夫妻が揃ってやって来る。来月から再び大阪勤務になったそうで、逆単身のK君故に昨日から奥さんが引越しの準備で大阪からやって来て、明日車で一緒に帰るとのこと。サラリーマンの宿命でもある転勤には必ず引越しがついて回るからなあ。 夜、K君夫妻と私たちの4人でささやかな送別会をカフェで開く。送別会の決めゼリフである、このたびのご栄転おめでとうございます、の後、K子さんが近江町市場で買ってきた“鯛”ならぬ“のどぐろ”をみんなでいただきながら、22時過ぎまで歓談。 |
昨夜準備した出品本をダンボール4箱に詰めて車に積み込むが、幸い今朝は雨も上がってイカッタ。 10時前、いつもの野々市・交遊舎に到着。古本交換会の会場となる会議室で設営をおこなった後、出品本を2点にして並べていると同業者がポツポツやって来る。今日も参加者は少なく、ほぼ決まった顔ぶれの中開札が始まり、あうん堂の出品本もなんとか札が入る。12時半には終了してしまい、会場で昼食の弁当を食べる。 13時、会場を後にして新竪町のベンリーズ、ノワイヨでオーナーの写真撮影をおこなう。いずれも来月予定してる『金沢ペーパーショウ』にて『そらあるき』を紹介する資料に使うのである。竹屋さんでも突然の撮影をお願いし、レンタカーを返して14時半帰宅。『そらあるき』メンバーのKapo・Sさんがよいタイミングでやって来たので、さっそく写真を撮らせていただく。 夕方、サプリMさんがやって来て、ノートPCを前にしたK子さんに相手になにやら指導している。なになに、と覗き込めば、2週間ほど前からK子さんが口にしていた「貸本事業」のようだ。いよいよデータベース化するに際しての作業手順を習っており、これはカフェの単独事業なの、とK子さん。近い将来には今話題の「iPad」で本業が脅かされるのでは、という危機感か、はたまたカフェの売り上げが伸び悩んでいるからか……。果たして貸本事業が本当に始まるかどうかは、しばらく様子見だなあ。 夜、日記を書きこみアップしてから、ベッドで少し本読み。23:00就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】
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7時半、どんより曇り空で今にも雨が降りそうな中、30分ほどのウォーキングに出かける。それにしてもサブい日が続くなあ。戻ってあうん堂の会計整理。K子さんに“ホットケーキ”を焼いてもらい、週末に山形・上山市の「狸森(むじなもり)焙煎所」オーナーから、『そらあるき11』届きました、のメッセージとともに送られてきた「狢森珈琲」を淹れて、のんびり朝食。 午前、近所の銀行へ『そらあるき』代金の集金分を預けに行ったり、古書組合の市会計を整理したりして過ごす。K子さんは、ホント寒いわあ、と言いながら冬物を整理している。 午後、K子さんと金沢駅前のリファーレで開催中の『第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ』(〜6/20)を見に行く。ちょっとユニークな会場には知人の作家さんの作品もあり、ゆっくりと見て回る。 武蔵まで雨の中を歩いていくと前を行く女性の後姿に見覚えがあり、信号待ちの時にK子さんが傍まで近寄りしげしげと顔を見つめていると、ウワー、と声を上げたのは北欧はじめの会代表の一人・Sさんであった。これから仕事だそうで、エムザ地下入口前で別れる。ブック宮丸で『ブルータス/30周年記念号』を購入し、横安江町のコラボンで珈琲ブレイク。 17時半帰宅。新潟の新刊本屋・英進堂さんから、(古本イベントへの)NYAN CAFE-BOOKSさんのご参加大歓迎です、とのメールが届いており、さっそくNYAN CAFE-BOOKSさんに転送。よーし、お互い本格的に準備に取り掛からなければ。 夜、ハンガリーの平原で馬に乗るという旅から戻った友人TT君&ヨガ教室帰りのK子さんとテグで待ち合わせ、焼肉。時差ぼけで夜中に目が覚めて困るわ、とTT君がぼやくので、いつもの生活パターンに戻すため、明日の朝「茶豆畑」を見に行くことにして彼の土産話で盛り上がる。22時半、タクシーで帰るというTT君を見送り、帰宅。0:20就寝。 【本日の主夫&主婦レシピ】
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<本日17時閉店です>と書いた看板を入口に吊るしてから店を開ける。というのも、今夜は北欧はじめの会主催の『ひとつぼルオッカ』がカフェで開催されるからである。 終日、古本屋仕事、というよりも先日発行した『そらあるき11』関連の片付け仕事である。うつのみや書店のWさんからはさっそくバックナンバーを調べていただき、100冊分の請求書を送ってください、とFAXが届く。買取りで注文の入った東京・茶房高円寺書林さんと岡山県玉野市・451ブックスさん宛に梱包作業。店でもいい感じで『そらあるき11』が売れている。 夕方、まいどNさんと21美術館のスタッフのみなさんが来店。顔見知りの方ばかりなので、北欧はじめの会代表のMさんとK青年が揃ったところで、ちょっと設営準備で慌しいですが、と断り会場の設営に取りかかる。 19時、2回目となる『ひとつぼルオッカ』だが、今回のテーマは映画鑑賞会。フィンランドを代表するアキ・カウリスマキ監督の『浮き雲』を、予定では定員8名のところ14名で見ようというのである。開始前にはMさんが作った“北欧アップルパイ”と珈琲をお腹に入れる。 私は以前にシネモンドで見ている『浮き雲』だが、やはり面白い。座る椅子がなくなったのでカフェの床に座り込み見ていたので首が痛くなったが、子どもの頃公民館で見た巡回映画を思い出す。21時前に終了。北欧に関心のある参加者ばかりなので、見終わった後Mさんを中心に話が盛り上がっていて、イカッタ。次回につながるとよいのだが。 Mさんたちに跡片付けを手伝ってもらい、ささやかに打上げの夕食会。並木町Tさんにいただいた取れたての“タラの芽/ウド”を母に天ぷらにしてもらったが、これがなかなかであっという間になくなる。23時解散後、早々にベッドにもぐりこむ。 |
6時起床。ウォーキングから戻って、すぐさま『そらあるき11』の発送作業。9時過ぎにK子さんと朝食を取った以外は、ひたすら梱包と納品書書きに励み、12時過ぎには何とかめどがついた。 午後、K子さんと散歩がてら『そらあるき11』の配達に出る。先ずは今回ショップデータに掲載させていただいた東山1丁目のテイクアウトカフェ「SOYASOYA」へ行き、ついでに玄米ソフトを購入する。 バスで石引・二十人坂の「NYAN-カフェ」に向かい、ようやく風邪が治ったというリンダさんと、彼女がGWに出かけた東京・不忍ブックストリートやこの夏に企画中の古本イベントについてミーティング。 寺町台にある知人のギャラリーを訪ね、オーナーのKさんと庭先で歓談。その後犀川大橋まで下り、「KUPPI」さんに『そらあるき11』を謹呈し、片町・武蔵と歩いて帰宅。いやいや、今日はよく歩いたもんだ。 夜、歩き疲れて早々にベッドにもぐりこむ。 |
6時、茶豆研究会の惣菜Oさんの車に私とK子さんが乗り込み、蚊爪(かがつめ)地内の茶豆畑(といっても長さ3m弱の畝が4本ですが)で水遣りをおこなう。会の作付とメンテをおこなっている友人TT君がハンガリーに出かけており、その間の水遣りを会のメンバーに依頼されているからである。 車に積んできたポリタンの水をじょうろに移し変え、本当に芽が出るがかいね、と言いながらK子さんが水を撒いていると、ほらここに、とOさんが指差す先に可愛い芽が一つ、二つ……だけ出ているではないか。よーし、出た出た出たぁ。 終日、『そらあるき11』の発送作業。委託販売をお願いしている全国の取扱店1軒ごとに、納品・請求書を作成していくが、これがなかなか時間が掛かる。 夕方、うつのみや書店用に50冊梱包し、柿木畠の本店へ納品に行ったついでに、北尾トロさんの新刊『全力でスローボールを投げる』を購入。そのままもっきりやでフィンランドのジャズバンド『ペッカ・ピルッカネン&チューブ・ファクトリー』のライブを愉しむ。終演後、オーナーのHさんからリーダーのピルッカネンさんを紹介していただき、カタコト英語でご挨拶。購入したCDにサインをいただく。 近くの練り物屋・「あげは」で夕食代わりに生中1杯いただき、小雨の中歩いて帰宅。0:00就寝。 |
先週「金沢ペーパーショウ2010」の企画書打ち合わせに出かけた示野印刷さんから、中島商店さんはOKです、という返事が留守電に入っていたのが昨日で、今日は具体的な展示内容について製作をお願いするビーズデザイン・Hさんとミーティング。 Hさんにお願いするのは、企画書のメインテーマが『そらあるき』だからである。ブース出店のお世話をしてくださったK印刷さんからは、あうん堂さんの本などなんでもどんどん出してもらっていいですよ、と言われていたのだが、さすがにそこまでは出来ないことと、イベントのテーマが「紙」ということから『そらあるき』を取り上げることとしたのである。私のラフなプランにHさんがあれこれとアイデアを出すこと2時間余り。最後に、原稿締切りは今月末で、とHさん。まだ2週間あるなあ。 |
午前、母の検診に付き添って大学病院へ行く。ちょうど1年前に眼の手術をおこない、その後定期的に経過を見てもらいに行っていたのだが、少しずつ間があいて今日は4ヶ月ぶりの検診である。私の役割は看護士さんの呼ぶ声を聞いて母に、呼んでるよ、と伝えること、先生の話を聞くこと、診察料を払うことの3点。相変わらず待ち時間が長いので、ずっと読みかけだった津野海太郎『おかしな時代』(本の雑誌社)を読み終えることができた。 午後、古本屋仕事。M印刷さんが『そらあるき』11号を納品に来店。今回は2300部の発行で、ベンリーズさんに1000部、あうん堂に1300部を納めてもらうことになっている。6年目の11号はメンバーや体裁を少し変え、マーク・ハモンドさんの表紙写真も新作である。たくさんの人に読んでもらえますように、と願いつつ、梱包用紙を外して店に並べる。 夜、メンバーのコラボン・竹屋・Kapoさんたちに『そらあるき』を取りに来てもらうよう、メール。(11号は)なかなか面白いです、とK子さんのお褒めの言葉をいただいて、イカッタ。 |
9時半、レンタカーに段ボール箱をしっかりと積み込み、古本交換会会場の野々市・交遊舎へ出かける。私が一番最初だったので会場設営をしていると、ぽつぽつ同業の古本屋さんがやって来る。 私の出品本は4点にまとめて並べるが、他の古本屋さんの出品は少なく、今日は4人しか出していない。地方の古本交換会は最近の『古書通信』(全国古書籍商組合連合会の機関誌です)によればどこの地区も似たようなもので、出来高も参加者も減っているとある。参加者が少ない→出品が減る→面白い本がない→高く売れない→参加者が減る……とくれば、今の日本経済と同じ構図ではないか。そんな中、私の出品本はなんとか4点とも落札されて、イカッタ。 親しい同業者に小さな古本イベントを提案してみたが、商売の発想ではまったく話にならない内容のせいか関心を惹かず。でも、できることから何かを始めないといけないのだが……と思いつつ、早く終わってがらんとした会議室にて一人K子さんの弁当をいただく。 14時、レンタカーを返し、店で在庫本整理。 夜、馬場公民館で開催の「健康教室」にK子さんと出席。実は我々、馬場一番丁町会の健康委員を任命されているのです。その委員として最初にして最後の一大イベントが今夜のこれで、終了後総会にも出席。参加賞の「鍋つかみ」をいただいて21時半帰宅。やれやれ。 |
今日も嬉しい定休日だが、明日の古本市に備えて書庫整理。併せて久しぶりの買取りが本日は2件もあって、しっかりと働くことにしよう。 午前、カメラのYさんが出勤前に同僚から預かってきた買取り本を車に積んで持ってきてくれる。「ゴロゴロ」で何度かYさんにも手伝っていただき店に運び入れる。『婦人雑誌』『機内誌』『文藝春秋』といった雑誌と文庫本が紙袋で10数個、精算は後でいいよ、と言われたので、Yさんと珈琲を飲みながらしばし歓談。 午後、再び書庫で出品本整理。レンタカーを借りに行き、その足で桜町の「彗星倶楽部」さんへK子さんとお茶しに出かける。ちょうどユニークな作品展を開催中で、オーナーのN女史から作者のことなどいろいろ伺う。いろんな人がいるなあ。夕方から雨になる。 夜、本日の買取り2件目のお宅へ車で向かい、段ボール4箱分を引き取らせていただく。こちらも精算は後日に、ということで家に戻り、隣家の書庫でさっそく整理する。あうん堂向きの本ばかりでありがたい。 出品本をダンボール箱に詰め車に積み込んだところで本日の作業は終了、21時を回っている。明日売れると良いのだが……。 |
嬉しい定休日は、終日「遊び」の相談事で外回り。 午前、前から依頼してあったカフェのデッキ補修のため、ニークワークスUさんと大工青年が来店。彼が狭いデッキに這いつくばって修理(経年でデッキの床が沈下してしまったのです)をしている間、K子さんも加わりUさんと3人でこの夏のあうん堂イベントについてあれこれミーティング。 午後、会計整理を少し済ませてから金沢駅・百番街の運営会社に鉄道員時代の同僚である地滑りWさんを訪ね、あうん堂の新鉄道グッズ開発やイベント出品について相談する。「ダイヤMemo帖(仮称)」なるグッズに関して材料の入手方法を問うものの、これはムリです、と一言。現役時代と較べると10倍のスピードで結論を出すWさん。それでは夏のフェスタ(新竪商店街です)に出店を考えているあうん堂ブースへの出品はどうですか? それは承知! と一言。その後Wさんの社内会議が始まる時間まで近況歓談。 続いて高架下にあるJR西日本商事・金沢支店にIさんを訪ね、ここでは委託販売中の鉄道グッズ(「北陸」「能登」ポストカードです)売上金(と書いたが2セットでした)を支払い、その後ブースへの出品を依頼する。 夕方、堀川町の示野印刷さんを訪ね、6月に開催される「金沢ペーパーショウ2010」でのあうん堂出品企画書について説明する。これで大丈夫ですよ、と示野さんはおっしゃってくれるが、主催者の中島商店さんの了解は今週末になる。 夜、K子さんはヨガ教室へ出かけ、私は会計整理。23:40就寝。 |
終日、古本屋仕事。連休明けから始まった『まるごと本棚/犀のマークの晶文社本』特集用に、各棚に散らばっている晶文社本を一つに取り揃える。ウーンたまらないねえ……。 夜、Kinoあうん堂は11日恒例の『座頭市』鑑賞会。昨日あうん堂に来てくれたY青年もやって来て、いつものichiキャン娘3人に友人も参加しているので、若者5人はK子さんが手早く作った“お好み焼”はなかなか私たちには回ってこない。 本日は、全26作の内節目の10作目『座頭市二段切り』である。三木のり平・小林幸子(11歳か)父娘と勝新のやりとりが面白く、とりわけ三木のり平の演技は最高です。ichiキャン娘には小林幸子が受けていました。21時半、解散。明日は嬉しい定休日だぞ。0:30就寝。 |
このところ「茶豆」の話題ばかりだからか、古本屋をヤル気はあるがかいね? というカフェママの厳しい視線を背中に、今朝もTT君と今年度最後の作付けに出かける。 前回2回の種まきは別所ファームで、今回は蚊爪(かがつめ)ファーム。作業手順は前回で経験済みなので、TT君と二人して手際よく四つの畝に残った種約100粒を蒔き、防鳥ネットを施し完了。うまく芽が出ますように。 11時帰宅。数日後にハンガリーに旅立つ作付隊長・TT君から、留守中のメンテについてアドバイスを受ける。 午後、三国のMさんつながりです、と青年が来店。全国一周の旅の途中なんです、と言うので、K子さんと二人して彼(24才でYさんといいます)にあれこれ質問する。京都の実家から西日本・九州・沖縄を経て北上中だというY青年は、昨夜から市内のゲストハウス・ナマステに泊まってしばらく金沢に滞在します、というので、よかったら明日の『座頭市』映画会においでよ、と声を掛ける。一番気になる旅行中のお金については、4年間この目的のため一生懸命働きお金を貯めました、ときっぱり。なるほど、見るからに貧乏旅行、という気配はなく、かといって贅沢な旅を続けているというわけでもない。行く先々の街を歩きまわり、美術館やカフェでいろんな人との出会いを愉しむ彼の旅のスタイルには好感が持てるなあ。日本一週が終わったら? という質問に、アジアから海外を回りたいです、との答えが返ってきた。旅はいいなあ……。 夜、ネットオークション入力作業。0:30就寝。 |
あうん堂の映画会である「Kinoあうん堂」ではお馴染み11日の『座頭市』が好評なので、今度は7日に『007』映画を見ることになった。先月はこの企画を思い立ったのが10日過ぎだったので、27日に同シリーズ第1作の『ドクター・ノオ』を、Iさんと月天心・妻さんに私たちの4人でひっそりと見たのだが、話の展開はエンタメの本道を行く映画ですっかりハマってしまったのである。 かくして今夜は「1作目を超える面白さ」との前評判も高い第2作『ロシアより愛をこめて』だったが、メンバーは前回と変わらぬ「ひっそり4人組」であった。映画はいよいよQ博士が登場、スペクターも顔から下が飼い猫とともに出てきたし、オープニングに一つ見せ場を作るなど今のボンド映画の型ができたことがよくわかる。よーし、毎月7日の愉しみがまた一つ増えたぞ。 夜、「まるごと本棚/晶文社」の棚つくりをあれこれ考える。23:30就寝。 |
昨日の定休日を返上してのGW商戦も終わり、今日は一日限りの定休日。珍しく7時にはK子さんも起き出して、上階キッチンでがさこそなにやら始めている。 8時、茶豆の作付サポートのためサプリMさんが車で迎えに来てくれる。私は軍手とデジカメを、K子さんは朝食用の“おにぎり/トースト/珈琲”をそれぞれ袋に詰め、Mさんの車で別所のTTファーム(市の貸し農園ですが)へ向かう。今日は朝から良い天気で暑くなりそうだなあ。 作付隊長のTT君が畑にやって来るまで、Mさんの同級生(Mさん、実はこの春から週2回、金沢市が運営する農業研修会に参加しているのです)二人の畑を見学。K子さんは近くで“ふき”を摘んでいる。 9時半過ぎにTT君が到着。あらかじめ彼が作ってあった4畝に4人で茶豆の種まき。その後モミガラを蒔いてさらに防鳥ネットを張り、水撒きを終えるまで小1時間であったが、強い日差しと慣れない畑仕事で私もK子さんもヘロヘロ。ただただ喉が渇き、持参のお茶をがぶ飲みする始末。近くのスポーツ広場へ移動して遅めの朝食をいただきながら茶豆談義。労働の後の“おにぎり”はどんどん腹に入ります。 午後、市内もう一箇所にあるTTファームへ移動して、次回の作付について現地でミーティング。“きゅうり/トマト/茄子”を植えるというTT君と別れ、Mさんの車で小松菜TさんのハウスとコーハイK君の実家がある津幡まで足を伸ばし、14時半帰宅。 3人で、お裾分けしてもらった茶豆の種7粒と市販の茶豆の苗を店の前で鉢に植えたところで本日の農作業は終わる。夕方までK子さんは昼寝、私は片付け仕事。 夜、久しぶりに缶ビールを買ってきて、K子さんと3本空けてしまった。22:30就寝。 |
暑かったり寒かったりとまったく落ち着きのなかった4月とはうって変わり、爽やかな風が吹きぬける5月は連休3日目。東山界隈には観光客と車があふれ、おかげであうん堂も開店からお客さんが来て下さり、久しぶりに昼食を食べ損ねた一日であった。 夜、K子さんは並木町Tさんと食事に出かけ、私は上新町の「くら」に入り“他人丼”を急いで食べ終え、そのまま自転車で新竪町・ベンリーズに向かう。オーナーTさんにこの夏予定している「シンタテふれあい祭り」への出店企画書を手渡し、しばし出店内容について立ち話。その後フェルメールさんに行き、ビーズHさんがやって来るまで雑談。 3人揃ったところで『そらあるき11号』の最終校正作業。フェルメールさんはGW明けに仕入れでロンドンに出かけるので、今夜がタイムリミットなのである。昼間立ちっ放しだったから途中眠かったなあ。マップ関係はゲラを持ち帰って校正することにして、23時半終了。入稿は連休明けですね、とHさん。とにもかくにも11号は先が見えてきて、イカッタ。 帰宅したら0時を回っており、シャワーを浴びて1:00就寝。 |
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『ミツバチと私』
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