午前、3年ぶりとなる＜あうん堂の本小舎（倉庫です）＞をオープン。あうん堂20th企画として昨年から準備を進め、お客さまにも散々告知していただけに、こうしてオープンすることができてホッ。横の空きスペースにテーブルを出し「コミック本」の束を積み上げ、本小舎の前にはtテーブルを広げてjコーヒーポットと料金箱を置く。俳句のIさん、物知りTさんの常連さんに町内のＳさんが立ち寄り、コーヒーを飲みながら歓談。自転車で通りかかった大学生が文庫を1冊お買上げ。

  午後、一箱古本市常連のＭさんが本小舎を覗きにやって来る。今回の頬小屋再開は売上げよりも普段なかなか片づけることが出来ない小舎のなかの在庫本整理がメインだが、本を整理したいけどどうすればいいでしょうか？ と年配の男性から声を掛けられる。そうか、こういうこともあるんだ。

  14時、店も本小舎も締め、Ｋ子さん、Sawa、私の3人で外出支度。兼六園下から金沢２１世紀美術館に向かって桜が散る中を歩く。たくさんの人が出ているぞ。

  16時、＜シアター２１＞でおこなわれる 『アン・サリー・ライブ』を3人で愉しむ。彼女の歌を初めて聴いたのはラジオから流れる 『蘇州夜曲』で、いつかライブで聴いてみたいと思っていた。ピアノは昨冬同会場で聞いた「ヴァンクシアトリオ」の一人・林正樹さんで、彼女の歌をより引き立てる演奏がすばらしい。アンコールでその 「蘇州夜曲」 が聴けて、イカッタ。夕食、柿木畠の韓国料理＜ソウル家＞で "石焼きビビンバ" 。

  夜、香林坊せせらぎ通りの＜BAR KIRIKU＞に3人で行く。あうん堂で集まった「能登半島地震義援金」2回目分を同店の募金箱に入れ、珠洲出身の店長さんに今でもまったく手付かずの現地の様子を聞かせてもらう。とにかく先は長く、私たちも長く応援していかねば。20時半、タクシーで帰宅。