2024/05/01 14:35

  予定では今日も本小舎営業! とHPで告知してあるものの、今週の本小舎の様子に二の足を踏んでいる。そのあたりの揺れ動く気持ちをインスタグラム(「aunnohiroyuki」)に素直に書いてしまうオヤジであった。


  午前、K子さんが三味線のお稽古に出かけたので開店時間には店番に入る。ご近所の俳句のIさん来店、二三味珈琲を淹れ終えて頃にK子さんが帰ってくる。よし、気持ちを切り替え本小舎営業の準備に取りかかろうとした時、オヨヨ書林でバイトもしているHさんが今年初めてやって来た。彼女の実家は能登・珠洲市の大谷で、今回の能登地震では全ての道路(確か2本だったと思う)が遮断されて孤立状態が続いていた。今年はたまたま1月1日の夜に帰省する予定だったため金沢にいたそうだ。その後実家には2回帰ったそうで、未だにインフラは復旧していないとのこと。お母さんは彼女の元にしばらく過ごした後、今は金沢市内のみなし仮設住宅(借り上げアパート)で暮らしているが、家賃は立替払い、罹災証明発行のための現地調査は連休明けで、とにかく何も先に進んでいない、私たちが暮らす金沢は別世界です、とHさん。ただただ頷くだけである。来店中のサイクロンNさんも話に加わる。

  午後、同業の<KIZUKI BOOKS>さんに黄砂Yさん、NOTEのNaoさんとKIRIKOUのMuttyanと常連さんが来店したところで本日の本小舎営業は諦める。福井・三国からチャリダーMさんがやって来て、みんなの話題は能登地震の復興遅れや新幹線敦賀延伸開業後の福井県内の不満で話は尽きない。
  夕方、インドネシアから金沢大学に留学している(後で話して分かったのですが)女子大生が来店、いつものように落書き帳を手渡してプロフィール等を書いていただくことに。片言ながら日本語も話すので、大学で何を勉強しているのですか? との問いに、海洋学です、と彼女。ピンとこない私に、海のごみや環境汚染(について)でインドネシアはとても汚れています、とスマホを介して話してくれる。あうん堂の20thカードを手渡したところ、私は21歳です、とにっこり笑う。雨が降りそうなので本小舎の横に片づけてあるテーブル等を中に閉まったところで雨が降ってきた。

  夜、K子さんと映画 『青天の霹靂(へきれき)』(監督:劇団ひとり/出演:大泉洋、柴咲コウ、劇団ひとり/2014年)を prime video で見る。この間<KINOあうん堂> で見た同監督の『浅草キッド』と繋がっていることに気付きながら1時間半楽しむ。