2024/06/21 17:46

  三連定休初日。梅雨入りの気配は遠く、朝から夏を思わせる日差しがカフェの天窓から降り注いでいる。資源ごみをゴミステーションに持って行くだけでTシャツに汗が染みる。

  午前、溜まった日記をコツコツと二日分書き込み、アップ。気晴らしに「長渕剛ライブ」に備え、YouTubeで彼の歌をチェックしていたらあっという間に昼になる。

  午後、29℃の温度の中、K子さんと父母の墓参り。6月(水無月)5日は父が亡くなって8年、12日が母が亡くなって4年、と我が家にとって6月は弔いの月なのである。花を買い、ひがし茶屋街を抜けて卯辰山の中腹にあるお墓まで一気に高度をあげて墓地に着くや否や、アタシ高山病やわ、とへたり込むK子さん。確かにこの暑さでは熱中症に罹ってもおかしくないけど高山病とはねえ。お線香をあげ、正信偈を二人で詠んでから亡き父母のことを二人で話しながら山を下りる。
東山2丁目まで下りたところで総菜Oさんが乗った車とバッタリ出会い、これから<ニワトコ>へお茶しに行くんです、と言われ、私も行きたいです! と高山病のK子さん。まぁ、イッカ。久しぶりの<ニワトコ>さんで全員 "クリームソーダ" を注文、冷たくて美味しい。家まで送ってもらい、私はシャワーを浴びてうたた寝する。

  夜、アレフKさん、<カフェくわじま>さんを誘って4人で、映画 『トノバン/音楽家 加藤和彦とその時代』(監督:相原裕美/出演:北山修、松山猛、朝妻一郎/2024年)を<ユナイテッドシネマ>へ見に行くが、腹が減っては……と<ココス>で夕食を済ませるおじさんとおばさんである。
  映画は私たちの青春の音楽シーンど真ん中だった<フォーク・クルセダーズ> 結成から、解散、そして<サディスティック・ミカバンド>の活動を経てJ-POPの先駆けとなった音楽プロジューサー・加藤和彦の生涯に亘る映像と友人の証言でまとめられたドキュメンタリーである。私の音楽の原点であるフォーク時代のあこがれだった<フォーク・クルセダーズ>の北山修氏の語り口は昔とちっとも変ってなくて……エンディングの「あの素晴らしい愛をもう一度」に涙するのであった。22時帰宅。