2024/07/10 20:46

  6時半、旅荷物をチェックして歩いて金沢駅へ向かう。待合室のコンビニでK子さんが "缶コーヒー" を慣れぬ手つきの<PASMO>で購入、そう、やればできるのだ。
  7時02分発「かがやき502号」で旅はスタート。乗り換えの大宮まで、先ずは昨日買ってあった "パン/缶コーヒー" で朝食を取り、朝刊とモチドク本に目を通す。大宮駅での乗り換え7分間は余裕を持って東北新幹線ホームに移動し、9時14分発「はやぶさ301号」に乗車。仙台、盛岡と停車する度に鉄道員の頃の思い出話をK子さんに話すものの、反応は今ひとつ。
  12時00分、終点の新青森駅に定時で到着。金沢から5時間か……在来の奥羽本線に乗り換え、1駅で40数年ぶりに青森駅に到着。駅舎も駅前もすっかり変わっているのは当たり前です。
  駅から歩いて10分のところにあるレンタカー事務所に荷物を預け、目の前にあるピラミッドのようなビル<青森県観光物産館アスパム> で開催中のマルシェで、同じテーブルに座っている母娘が食べていた津軽・鯵ヶ沢のB級グルメ "チキンボー" で昼食。腹3分でレンタカーを2日間借り出し、弘前に向かう途中にある「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」へ! 八甲田山につながる深い山の中を走っていると、時々視野が広がり雄大な山並みが目に映る。曇り空からやがてポツポツ雨が降ってきた。
  一軒宿の酸ヶ湯温泉で日帰り入浴。名物の「千人風呂」は男女混浴で、K子さんはフロントで湯あみを、私はタオルを借りてのんびり入浴。いい湯だなあ。風呂上がりにロビーでまったりしていると団体宿泊客が続々とやって来たので、私たちはそろそろ引き上げることに。濃い緑の山の中を下り、黒石市を経由して弘前駅前にあるホテルに16時過ぎチェックイン。部屋で一休みしながら、実家が弘前の隣の田舎館村だという女川の会のAsamiさんから教えてもらった食事処を、ホテルでもらったマップと突き合わせながらこれからのスケジュールをチェック。

  食事には時間が早いのでK子さんと歩いて古本屋<まわりみち文庫>をめざす。ホテルから20分ほど歩いた昔懐かしい飲食街が並ぶ<かくみ小路>に入ると、中ほどに間口1間の小さいけれどセンスの良い店が目に入り入店。新刊と古本が混在している棚をゆっくりと見て回り、新刊文庫を1冊購入して40代前半の店主に、同業のあうん堂です、と名乗って15分ばかり古本屋談義。4年前に開業した途端コロナ禍に巻き込まれ、大変でした、との口ぶりとは裏腹に笑顔で話してくださる。お互い楽しく古本屋を続けましょう、と言葉を交わして外に出る。雨が強くなってきたのでタクシーで駅前に戻り、焼肉の匂いと煙に誘われ<焼肉>で夕食。名物だと書いてあった "赤ホルモン/白ホ ルモン"に生ビールが美味い。
  19時半、ホテルに帰着。NHK大河ドラマを見て、スポーツニュースを見ているうちに眠ってしまう。