2025/02/06 16:57

  部屋のテレビはBSが入らないので『カーネーション』は見られない。熊本に向かう高速バスは10時35分発なので、今朝はゆっくりと起きて内湯に出かける。8時30分、部屋に朝食が運ばれてきて楽だなあ。チェックアウトは10時だが、バス停までお送りします、とのことなので部屋でポストカードを書いて過ごす。

  ロビーで「くまもん」(ここは熊本県です)のイラストが入ったお土産を買い、チェックアウト。バス停まで送っていただくと次から次と各旅館の車で宿泊客が集まって来る。スマホに取り込んであるバスのモバイルチケットを運転手さんに提示すると、はいホンダ様、とほっとした顔で乗車リストにチェックを入れる。確かに私たちの前までは全員外国人旅行者(みんな大きなスーツケースを引っ張っている)で、モバイルチケットと名前を確認するのにかなり手間取っていたからなあ。
  バスは阿蘇の外輪山に向かう急な道を抜けて、草千里へ。子どもたちが小学生の時、ここにはレンタカーでやって来たことを懐かしく思い出す。JR阿蘇駅前で15分の休憩を取った後、熊本市に向けてどんどん山から下って行くこと1時間半。予定より20分遅れで13時30分に熊本駅に到着。

  エキナカで "熊本ラーメン" の昼食。市内にある本好きには知られている<橙書店>に足を延ばしたかったが時間が取れず、14時40分の九州新幹線「さくら号」で10年ぶりとなる鹿児島中央駅に到着。駅前から170円の市電に乗って市内の繁華街・天文館で下車、近くにあるホテルにチェックイン。
  休む間もなく荷物を整理してお土産をバッグに入れ直し市内に繰り出し、レトロな<山形屋>デパートを横目に前回の旅行でも訪れた<かごしま近代文学館>をめざす。ここには作家・向田邦子さんの展示室が常設されており、企画展「向田邦子の美味しい時間」は一昨日で終了しており残念。受付で展示図録を2点購入し、そのまま県立図書館、鶴丸城址前を歩き、キャリヤKさんの事務所を訪ねる。あらかじめ仕事の終わる頃におじゃまする旨伝えてあったので、お二人が迎えてくれて10年ぶりの再会を果たす。小一時間余り近況を語り合い、そのままお二人の案内で "しゃぶしゃぶ" のお店に移動して夕食。
  K夫妻とは12年前にKayokoさんが<あうん堂>にやって来て出会う。1年間の金沢暮らしの後、Kiyohikoさんの福岡・東京勤務を経て郷里の鹿児島市で独立されるまで、節目節目でお二人とお会いしているので話は尽きない。明日は事務所をお休みして私たちを案内してくださると言われ、お言葉に甘えることにする。ホテル近くまで車で送っていただき、明日の待ち合わせ場所を確認して別れる。明日は楽しい一日になりそうだ。
      ・ 黒川温泉~熊本   70km      ・ 熊本~鹿児島中央駅  171km